こんにちは!カンボジアで働くイギリス栄養士nemu(@nemusblog)です。
今日は、実際に海外で栄養士として働く中で必要だと感じた”医療英会話”の能力と
そんなニーズにぴったりのオンライン英会話を始めてみたお話。
- 英語を身につけて、将来海外で活躍したい栄養士の方
- 海外で働いてみたい、健康や食に関わる全ての方
コロナで留学や海外インターンが遠くなってしまった今、
より実践で役立つ英語力を得たい!という方も多いはず。
これまで英語を長々と勉強してきた私も、実際現場に出てから求められる語学力や会話力がこれまでと異なり、衝撃を覚えました。

就職から1年。オンラインで受講できる素敵な英会話レッスンを見つけて
今はカンボジアの田舎でちまちまと、でも確実に学びを深めています。
Contents
受講のきっかけ
イギリスで栄養学を学び、カンボジアに来て初めて実践の現場に出ました。

大学院で栄養を学んだこともあり、難しい単語とか医療関連の言葉は結構知っていたつもりでした。
でも、求められる語学力って全然そんな話じゃなかったんです。
海外で、違う国籍・民族・言語の人の”健康”を扱う仕事。
生きてきた背景も常識も違う患者さんたちの、生きる基盤となる健康を守るためのアプローチって
難しい単語云々だけじゃなく、伝え方や相手を理解する力が必要になります。
想像してみてほしいです。
例えば、言葉が伝わらない人にどうやって薬の飲み方を説明しますか?
日本ほど「お医者さんの言うことは絶対」と思っておらず、現代医療を信じていない人たちに、
同じように薬の飲み方を説明できたとして、ちゃんと守ってくれるでしょうか。
蛇に噛まれたらその蛇の尻尾を飲んだら死なない、という人たちがいます。
そんな人たちに、遠くてお金がかかる病院に行き、しかも同じ言語が話せない私たち外国人医療者の言葉を聞いてもらうには、
どんな過程が求められるでしょう。
海外で、しかも途上国で働いていると、毎日幾度も幾度も、こういう場面にぶつかります。
私の現場にいる先輩方は、それぞれの専門性に加え、こういう場面での伝え方や関わり方もプロフェッショナルです。本当にかっこいい。
医療って正解は一つかもしれないけれど、そこに行き着くまでのプロセスは違うし、患者さんの行動変容が必要な場合はこちらの理解力と伝え方が試されます。
これは海外医療現場の経験を重ねるしかないのかもしれない、けれど
新卒一年目、26歳のヒヨコな私も少しでも早く患者さんの役に立ちたくて。
そんな時に「医療英会話」があることを知りました。
オンライン医療英会話HLCAのこと
元々、カンボジアで働く医療者の友人も受講していたと聞いて知ったHLCA。
医療英会話に特化していて、栄養士含め医療関係の様々な職種に対応しています。
教材も全てオリジナル。
そして、私が惹かれた理由が完全オーダーメイド&担当講師制度。

毎回最初は自己紹介をしなきゃいけなかったり、好きな先生は人気で予約できなかったり、と担当講師がいないというのはかなり不便。
しかもフィリピンの現場医療を知っている医療者が講師なので、とても信頼&期待できると思いました。

そんな経験もあったからこそ、フィリピン医療者が講師ということで、これは型にはまらず実践的なディスカッションができると感じました。
どんなコースを受講したの?
完全オーダーメイドなので、自分の専門分野+基礎英語だったり、専門分野だけを固めたりと好きに決めることができます。
コースの決定については、無料カウンセリングの段階で日本人スタッフの方が丁寧に説明してくれました!
なんと、20種類の医療系職種を網羅しており、それぞれの専門性に合ったコースを組むことができるとのこと。
私が選んだのは以下の2つ。
- Nutrition
- Cross-cultural Communication in Healthcare
丁寧なカウンセリングのおかげで、大満足のコース選択となりました。
それぞれのコースについて、ちょっとだけ紹介します。
Nutrition 栄養と指導
栄養はこの1科目だけ!ですが、教材は30ページとかなりの量。
栄養学の歴史や、なぜ栄養が健康にとって大切なのか?という理論的な部分から、
NutritionistとDieticianの違い、日本では珍しい欠乏症についてもしっかり学びます。

食事の制限も、病状だけでなく個人の様々な要因や要望によって変わってきますよね。
ベジタリアン、ペスカトリアンなどの嗜好や宗教食にもしっかり対応する必要があります。
どの科目にも、最後はロールプレイで医療者と患者になって会話を行います。
実践への応用がしやすい課程だと感じました。
Cross-cultural Communication in Healthcare
様々な国籍、文化、価値観を持った医療者と患者のいる現場を動かしていくには、医療スキルや英語力だけでは不十分。
異文化間で適切なコミュニケーションを取るために国際医療者として必要なスキルを学びます。
例えば、異文化間コミュニケーションに求められる要素として挙げられるのは以下のようなもの。
- Cultural Identity
- Racial Identity
- Ethnic Identity
- Gender Roles
- Individual Identity
- Social Class
- Age
目の前の患者さんの国籍、宗教、年齢。お母さんか、独身か。上流階級か、貧困層か。
同じ言葉を伝えても、相手のIdentityによって受け取り方や選択が変わるかもしれません。
そんな中で、どうやって最適なケアを見つけていくのか。そんな勉強です。

栄養学は既にイギリスで学んでいたこともあり、上記を2:3の割合になるようにコースを組んでもらいました。
最初に英語力や留学経験も聞かれ、そのレベルに応じては基礎英会話なども組み合わせてくれるとのこと。

それぞれに担当の先生をつけて、毎日の仕事終わり、夜9時から1回50分の授業を受講しました。
HLCAの良かったところ
医療英語レッスンで、異文化の中で求められる英語力について学んでる✏️もう海外で働く人全員受けてほしいというくらい魅力的…..もはやこの時代にcultural competence を高める学びは全員義務教育にしてほしいな、、、
— nemu ꪔ̤̮ カンボジア🇰🇭栄養士 (@NemuCambodia) March 6, 2021
①現場経験のある先生と、より実践に基づいた議論ができる
他のオンライン英会話のように、新しい単語を説明して、ダイアログ読んで…で終わるのではなく
「食品ピラミッド、フィリピンではこう使ってるよ」「患者さん、こう言ったら改善してくれたよ」などと
実践経験に基づいた内容を踏まえながら話してくれるのは、経験豊富な医療者が講師だから。
新しい視点を多くもらえることができたと同時に、家にいながら外国人医療者とのディスカッションも経験できるのは大きなメリットかも。
②難しい医療英単語を覚える工夫がたくさんある
実際に出てきた単語を、医療現場の内容についてのダイアログの中で
空欄に埋めていく時間がありました。
実際に、その言葉は実践現場でどう使うのか?についてイメージしやすく、
また何度も繰り返し練習させてくれるので、次の日から使えました。
写真やイラストが多く、目で覚えられる工夫が多いのも単語暗記が苦手な私にとっては助かりました…!
③全てオリジナルの教材で、ここだけの学びが得られる
教材は全てオリジナル。
与えられる教材以外にも、授業の進捗状況に応じて
講師から授業中に様々なテキストを送ってもらえるため、自身の理解度に合わせた深い学びができていると感じました。
2人が同じ授業を受けても、受講者と講師の過去の経験や、受講者の理解度によって
違った内容の授業に発展していくと思います。
それもオリジナル教材&担当講師制度の魅力ですよね…!
まとめ
人と関わることが医療であり、伝えることは医療者にとって最も大切な仕事の一つ。
今すぐ英語を使わない人も、医療単語は暗記するよ、って人も
海外で医療や健康に関わりたい、と思う方はぜひ一度経験してみてほしいと思った今回の医療英語。
こんなに知識のある講師とマンツーマンで、しかもオンラインで丁寧に教えてもらえるなんてありがたい時代になりました…。
無料カウンセリングも随時受け付けてくれる(その場で、オリジナルのコースを組んでくれます!)ので、ぜひ試してみてください🌼
ブログのお問い合わせフォームやTwitterのDMから質問や詳しく聞きたいことあれば
いつでも対応します〜〜〜
コロナで現場に行けないこの機会こそ🍎