世界一周トラベラーnemuのカンボジア在住記録

カンボジアで働く英国産栄養士、新卒25歳の日常と旅の記録。

【新卒国際協力】"現地"で働くことで見えてくる世界。

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こんにちは! nemu(@NemuCambodia)です。

先日、国際協力のファーストキャリアとして、現地で働くことを選んだ記事を書きました✏️

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私は、現地で働けることに何よりもこだわりました。

東京に本部のある機関や、大企業を受けてみれば...?というお話もいただきながらも、

それよりも途上国の現地で働きたい。暮らしたい。という思いが強くありました。

 

そんな選択で進路を決め、もうすぐ1年。

現地にこだわる理由と、途上国の現地で働くメリット・デメリットを紹介します。

「勤務先:現地」の新卒採用ってあるの?

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新卒で現地で働く道筋について。

まず、よく言われることですが、そもそも日本のように「新卒一括採用」を取っている国は多くはありません。

海外だと学生時代にインターンやボランティアでスキル・経験を重ね、

即戦力を見込んでもらって採用される形が多いかと思います。

一方、それほど経験がなくても、とりあえず日本語が話せてバイタリティ溢れる若者がいてくれたら!という程度で採用している企業や団体も、特に東南アジアでは見かけますが....

 

基本的に、どこのNGOも会社も、ある程度の社会人経験や何かしらのスキルは求められる印象です。

それでも、現地にこだわりたい!現地採用でカンボジアへ

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それでも、私は現地に行きたかったです。

とりあえず、日本で●年。とりあえず、大企業で成長してから。という

「とりあえず」にこの20代を捧げよう、という気持ちはあまりありませんでした。基本的にやりたいことが溢れているので、興味を失う前にやりきりたいと生き急いでいます。

 

それは、日本である程度「こうあるべき」が作られてから海外に来て

言語や文化の違いの壁にうまく対処できず、

「その国のために行う」支援ではなく、「自分の経験が役に立っていると思う自己満足」で振り回している姿を幾度となく見たからかもしれません。成功している例もありますが、振り回している例もあります。

 

言語はできない、その国の政策は読めない、世界の動向は知らない。

でも、豊かな日本で働いて得た技術は、貧しい人に求められているから、"やってあげて"いる。

 

そんなギャップを減らすには、できるだけ一緒に暮らし、言語を学び、彼らが何を求めているのか、どうなりたいのかを知る時間が必要だと思いました。

 

また、多くの職歴で求められる「途上国経験●年以上」を

もしファーストキャリアが落ち着いた30前後で目指すとしたら、今よりももっと考慮すべき事項は増えてきてしまう。

それでも、目指せることはとても素敵だけれど

先がわからないなら、早く経験しておきたい。と考えました。

 

結局、所詮日本で長く暮らしてきた私が、本当に現地の人にとって良い活動ができるようには

何よりも現地のことを知らなきゃいけない。

スキルや専門性よりも、そんなふわっとした(でも、私は大切だと思っている)感性?感覚?を得るために、現地に行ける仕事を探しました。

現地で働いて、見えてきたこと

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これまでも、セネガルやフィリピン、モロッコなど多くの国で過ごして来たのですが

暮らして、(英語でもフラ語でもない)現地語を学んで働いて、というのはまた違うものでした。

 

働く際に優先していること、家族や人間関係への関わり方などは、

仕事にとても影響してくるからこそ、現地に来なければ感覚を掴めなかったと感じます。

 

また、例えばデータで「こういう課題がある」とわかっていて、

それにどんな介入を行えば解決に近づけるのか事例が多くあったとしても

その過程において起こりうる課題などは、その地域や文化、私たち(団体側)との関係性などによって大きく変わるので

一つの国、地域を選んで働くという選択をできたことはよかったです。

 

語学も、クメール語だと「存在しない言葉」っていっぱいあるんですよね。文字も難しいから、読めない人も多い。

そしたら、そこで情報や学びの差がとても出て来てしまう。

 

そもそも、この言葉でアクセスできる信頼性のある栄養情報がほとんどないんです。そんなのは、英語かフランス語しか見ていなければ盲点になっていました。

 

働く外国人スタッフ(私たち)の意向や、現地スタッフの想いは活動を円滑に進める上で適宜共有していきたいし

この国でここで働く意義や組織の位置づけなども、最終的にどうインパクトを与えていけるのかを見据えた際に考える必要があるなと感じました。

 

私は、イギリスで勉強していた頃に、データだけ扱って結果を見て解決した気になる栄養専門家にはなりたくない!!と思って現地に来ましたが

おかげさまで日々の6-7割は葛藤しています。

 

そこが難しいのか!できないのか!わかってもらえないのか!と、

"栄養支援は大事だよね"ベースで、知識豊富な教授やクラスメイトと高めていた頃には

想像もできなかった課題や問題が毎日ぼろぼろと溢れて来ます。

 

現地の人に、できる限り寄り添った活動をやっていきたいと思うからこそ、まだまだここから見えることはたくさんありそうです。

 

現地採用のデメリット

※特定企業・団体ではなく一般的な要素のみです

 

青年海外協力隊の時も感じたのですが、

途上国で働く際に、環境によっては「その分野は私が一番知っている」「この組織の中で自分が一番インテリかもしれない」という状況になります。

学歴が大切!とか、インテリが良い!と言っているわけではありません。

 

必然的に管理職や教える立場、統括になることが多いです。

そうすると、「何か課題が起こって解決する」「原因を考える」スキルや経験はとても得られるのですが、

逆に、自分と同じような学びを得て来た人と、議論して学んでいく機会はどうしても限られてしまいます。

 

特に、私はほぼ現地語のみ&全員現地人&誰も栄養・医療がわからない地域の人なので、会話が深くなりづらい。

 

例えば、今のカンボジアの課題はこうで、その背景にはこれがあるから、今はここに人材をこ持って来て何年後にこの数値を上げるためには...といった議論がしたくても

スタッフとできる会話は「スーーーッ」って感じです。表面をサラサラ、という感じ。私の力不足もありますが。

 

英語が話せたり、医療の知識があるスタッフと働けるのであれば話は変わって来ますが、自分がどの程度の組織(草の根か、政策面か、など...)にいるのかも重要だと感じました。

 

より専門的であるほど、そして小さな企業や組織であるほど、そういう仲間を持つことは容易ではないな、という印象です。

 

今、現地だから学べることがたくさんある一方で、その視点だけではわりとできることの頂点が見えてしまうのも事実かもしれません。

新卒で国際協力、結局どこがいい?

 

 

以上、”現地での仕事”が好きな私の思いと分析をまとめてみました。

どう選ぶべきか?という悩みは、答えが難しいですが

現地にこだわる理由も、持っていいのかなと私は思います。この視点を持てないまま、この道を歩むのは私は嫌でした。

 

新卒カードだから、得られる学びもあれば

学歴が高ければ大きな企業に入って余暇でチャリティを行うこともできる。

結局、仕事がありながも生活も大切なので、総合的に自分が幸せだと感じられる方向に進めると良いのかな〜〜〜と考えています。

 

この先も、これからずっと先も、私は未定です。

様々な経験を重ねながら、良い選択をしていきたいと思っています🌼

 

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