英語だけでいい?海外赴任や留学で、現地語はどこまで習得するべきか考えてみた。 | Nemu's Blog  

英語だけでいい?海外赴任や留学で、現地語はどこまで習得するべきか考えてみた。

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こんにちは!nemu(@NemuCambodia)です。

私の暮らすカンボジアでも、コロナの市中感染が発覚し、また閉じこもりの日々が始まりそう。

今は、フランス語の試験に向けて勉強を再開しているので、この自粛を有効活用したいところ….。

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本日は、そんな語学の話。ただ、英語でもフランス語でもなく、現地語です。

実際、マイナーな言語を話す国へ赴任する人や、日常会話は英語じゃない!という状況に成人って結構多いと思います。

そんな時に巻き起こる「現地語を習得するか問題」。

今回は、実際にカンボジアの現地語・クメール語を使いながら仕事をしている視点から、この問題について考えてみました。

私の現地語学習歴

ブログの自己紹介欄にもありますが、実はいろんな国で暮らして来ました。

これまで”話す必要があった”現地語は数えると結構多く、

  • セブアーノ語(フィリピン・セブ島)
  • タガログ語(フィリピン全土)
  • ウォロフ語(セネガル全土)
  • プラール語(セネガル北部)

については、基本的な会話ができるようにはなっていました(在住当時)(もう忘れた)

旅行に毛が生えた程度の滞在ではあったので、会話といってもその場を盛り上げたり、自己紹介ができる程度。

また、緊急時に必要な言葉や、「〜〜語は話せないよ」「日本人だよ」などは覚えていました。

他の記事にも書いていますが、あくまで中心は英語とフランス語。

それでも、一つの言語くらいは、ちゃんと話せるようになりたいなあと感じながら、これまで52か国を旅し、昨年社会人になりました。

どうして、現地語に取り組もうと思ったのか

現地語を一つ学んでみたいと思っていた理由は、その言語を通じて見える世界に出逢いたかったからです。

これは、英語だけでなくフランス語を話せるようになった時に感じたこと。

当時は21歳で、モロッコの首都ラバトに住んでいました。

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観光客は全くおらず、外国人にさえ出会わずの日々。

ただ、フランス語が話せたことで、現地の友達を作ることができ、英語だけだったら絶対入れなかったようなマーケットの奥の奥までが、私の行動範囲になりました。

そこで出会った景色は、日本語のガイドブックや写真で見るような「THEモロッコ」とは全く違い、いかに自分が限られた情報のみでその国の印象を決めていたのかを実感しました。

今後途上国開発に関わりたい身として、一度くらい現地の言葉を習得して、人の価値観や生活感を知る経験がしたいと思い

新卒での就職は”現地語を使える環境にあるか”も一つの条件で入れました。

現地語を学んで気づいたこととメリット

①英語やフランス語が話せる人と、現地語だけを話す人は違う

当たり前かもしれないけれど、大きなこと。

わたしは、首都プノンペンで英語のできるカンボジア人の友人が複数いますが、言葉の壁だけでなく国籍の壁も超え、すぐに仲良くなれました。

特に奨学金などで国外の大学院を修了して戻ってきた人などもいて、なんなら日本人の友達と話すよりも「価値観の違い」に戸惑うことはなかったです。

一方、地方で一緒に過ごすカンボジア人は、現地語だけを話すスタッフがほとんど。

得られる情報であったり、行動範囲なども大きく異なるので、同じ国の人であっても全然違う。

どっちが良いとか、劣っているとか、そういう話ではないです。

ただ、外からだと「カンボジア人は〜」「〇〇人の性格は〜」などとまとめて形容することが多いためか、まとめて見てしまいがちだったり

特に海外から来ると、現地で出会うスタッフって偏ってしまうことがあると思います。

首都で働いて、全員大卒の英語が話せるスタッフとだけ過ごし、「いやカンボジア人はさあ〜」という視点、それはどこのどんなカンボジア人ですか?と思ってしまう。

海外だからとまとめてしまわず、一人一人を個人として接する際に、現地の言葉って必要になってくると私は感じます。

この視点は、当たり前だけどとても大切。実際に現地語を話して仲良くなる中で、その視点の重要性を感じました。

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こぼれ話ですが。

イギリス大学院留学時代、多くの途上国出身のクラスメイトと一緒に学びました。

そんな人たちの中には、首都の裕福な家庭で育った人も多く、自国の貧困地域に暮らす人々について「あの場所は怖いから行ったことがない」「違いすぎて何を考えているかわからない」という意見もありました。

中間層が多く、貴族意識の強い日本にいたら持ちづらかった視点かも。

自分はこの国の誰のために働きたいのか、何をしに来たのか。

その答えによっては、現地語を習得する必要性も出てくるんじゃないかなと思います。

②相手が心を開いてくれる

これも、想像しやすいかと思います。

特におばあちゃんや子どもは、現地語で話しかけることで、私の「外国人」という壁が少し取れてとても話しやすくなります。

日本人はどこの国に行っても印象は良く、一方「お金持ちだ」と見られることも多くありますよね。

言語が話せないと、場所によっては「助けてくれる人」「お金をくれる人」という印象で終わってしまうことだって全然あります。

というかそういう地域のほうが多かったです。

そんな中、現地の言葉で会話することで、「どのくらいこの国で過ごしているの?」「なんでそんなに話せるの!」と

対日本人という視点から、わたし個人の興味に移ってくれるような感じがします。

修士研究で訪れていたセネガルや、今暮らしているカンボジアでは、出会った人がごはんに誘ってくれるなんてことも多く、そんな会話からそのまま家族の食事に呼ばれる….なんてこともありました。

現地語で話すことで、もっと仲良くなるきっかけを作ることができ、交流を通じて得られる印象も変わってきます。

特に子どもやお年寄りは外国語が話せない人も多いので、そんな人たちと仲良くなりたいなあという時には絶対話せた方が良いなと感じます。

③より現地の人の考えや価値観を知ることができる

こちらの記事でも紹介しましたが、一定期間の滞在を経て、現地スタッフ目線が少しわかってきた(気がする)ようになりました。

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その理由として大きかったのは、期間の長さ以上に現地の言葉が聞き取れるようになったこと。

来たばかりの頃は、私が何か伝えた後に、現地のスタッフや住民が何を言っていても全くわかりませんでした。

最近、良くも悪くも理解できるようになってしまったため

「これは無理だわ」「やりたくないね」みたいな言葉も全部わかります。笑

そして、相手も私が理解しているとわかっているので、同じ側だと受け入れてくれたのか本音で話してくれる機会が増えてきた…気がします。もちろん本心はわからないけれど。

ただ、今までいつもウンウン頷いていたから大丈夫と思っていたものが、実際は混乱させていたのかとか、いろいろ指示されてうんざりしていたとか。

そういうのが現地語を通じて理解できるにつれて、だんだんと相手の感覚が掴めるようになってきたかな?と思っています。

外国人の私が、現地のために働きたくて来ている以上、その辺りを知るのはとても大切で。

日本人が文房具を寄付して、子どもたちは喜んでいるように見えて現地語で「これ売れる!」と話していた、というなんともアイロニックな話を聞いたこともあります。

全部は難しいけれど、できるだけ近づきたいなと身勝手ながらに思っています。

まとめ:それでも、自分の将来と相談を

現地語習得のメリットをつらつらと書いてきましたが、実際私は6ヶ月で学習はやめています。

とても大切なことだと思う一方、結局その言語+英語くらい話せる人なんていっぱいいるんです。現地の人で。

だから、私が現地を理解し、仕事をするために役立つとしても

将来キャリアを重ねていく時に、自分がその言語をどこまで習得すべきなのかは自分自身に問いかけてみる必要もあると思っています。

同じくらい英語と現地語が話せる外国人と現地人の候補者がいた時、正直わざわざ外国人を採るメリットってそんなにないんじゃないかなと思います。特に国際機関は現地のスタッフを増やしたい意向もあるので。

だったら、スキル面で選んでもらえるように、様々な機関や国でプロジェクトに関わっていきたいし、経験を重ねていきたいと今は考えています。

キャリア形成、難しいですね….!

でも、現地語習得を通じて得た経験は他には変えがたいですし、早い段階で経験できて良かったとも思っています🌼

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