こんにちは。nemu(@nemusblog)です。
大学受験に失敗し、「何がしたいかわからない」ともやもやしていた5年前。
世界中を探せば、自分のやりたいことがきっと見つかるはず。
先の見えなかったわたしはある日ふとそう思い立ち、在学中延べ52ヵ国を旅してきました。
大学時代に1年休学、大学院進学前に半年、就職前に半年と多くの時間を旅に費やしました。
落ち着いた先は、日本から飛行機で6時間の小さな国、カンボジア。
毎日心から笑い、時には涙し、優しいカンボジア人に囲まれ、ここに来て良かったと日々感じることができています。
そんな「新卒」の肩書をこの国に捧げた私が、新卒で海外に飛び出す魅力をお伝えします。
日本の「常識」は、世界の「非常識」かもしれない。
日本の繁華街が賑わう金曜日。
そんな金曜日も、「家族を優先したい」ロンドンの街では、花束を持って家に急ぐ姿が溢れていました。
まだお客さんが溢れているフランスのチーズ屋さんでは、
「もう疲れたから早く閉めてご飯を食べたいんだけど、いい?」というマダムの一言に誰も文句を言わず、
皆が笑顔で買い物を急いでいきました。
たくさん働くのが偉い。プライベートな理由で休むなんて非常識。お客さんはいつでも神様。
日本ではそんな”風潮”に慣れていたわたし。広い世界では、必ずしもそうではないのかもしれないと気づいた光景でした。

日本でバイトやインターンをしながら、仕事の疲労よりも気遣いや人間関係で疲れてしまっていたわたし。
多様な働き方に触れ、居心地の良い場所で生きる選択をしてもいいのかもしれないと、外に出て強く感じるようになりました。
新卒「ならでは」の力を生かすことができる
「海外就職には英語が必須なの?」
そんな声をよく耳にしますが、わたしの日常は日本語:現地語が9:1の割合です。
就職前の言語スキルは、必ずしも必要とは限らないことも。
理由として挙げられる一つが「日本のブランド力」。
特に東南アジアでは、親日の国も多く、日系の会社や組織が数多くあります。
カンボジアやベトナムで人気のあるショッピングモールやその他流行は、日本の物がたくさん。
日本人というだけで、良くも悪くも好印象を持たれます。
そんな場所で求められるのは、語学力よりも体力であったり適応力であったり。
フットワークが軽く、多くのことを吸収できる新卒は、そんな企業にとって、とても魅力的なんです。
みんなの「幸せ」を追い求める必要はない
いつもわたしたちの側にあり、常に他人の様子がわかるSNS。
起業した、昇級した、家を買った・・・そんな情報は、時に私たちを錯覚させてしまっているかもしれません。
必ずしも、それがわたしにとっても同じ”幸せ”なのかはわからないのに。
私の住むカンボジアでは、そんな状況に出会うことはまだありません。
一歩外に出ると、暮らしていければ少しの仕事で十分だと、声を揃えて笑う人々に出会います。
実際、都市部の裕福層では日本以上に学歴社会、成功主義なのかもしれません。
わたしはそこではなく、田舎の人たちの素の思いを見ながら旅をしてきたので、一概にこの国は!とは言えないかもしれないのですが。。
それでも、何が正しいのか、将来はどうなるのか、など先がわからない世の中で、周りの「幸せ」に合わせることは、自分の心を苦しめてしまうんじゃないかと思っています。
決まった答えがない中で、自分はどうしたいのか。異文化で暮らす体験は、そんな疑問を投げかけてくれます。

今も、その経験を得れないことがどう影響するのかわかりません。
ただ、”皆の言う成功”をとりあえず追い求めるのではなく、自分の信念や思いを持った人と働き、心豊かで優しいカンボジア人と笑い合う毎日が大好きです。
まとめ:ほんの少しの勇気を
社会人としての第一歩を、どの方向に踏み出すのかは、その後の人生を大きく動かすことになります。
わたしの好きなTed Talkの演説「30歳は昔の20歳ではありません」のメグ・ジェイ氏は、著書で以下のように述べています。
20代の人たちはロサンゼルス国際空港から西のどこかに向けて 今まさに飛び立とうとする 飛行機のようなものです。離陸直後にちょっと 経路を変更するだけで着陸地点がアラスカになったり フィジーになったりします。
一見ハードルが高そうな海外就職も、必要なのはほんの少しの勇気だけ。
わたしたちの今の”ほんの少し”の勇気は、今後の人生を大きく変えてくれるものになります。
幸せだと思える道を、新たな視点で探してみませんか?
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