【海外で卵子凍結】「子どもも結婚も未定」な28歳の私が、ロンドンで不妊検査を受けたら。

こんにちは!nemu(@nemusblog)です。

休学や大学院留学を経て社会人1年目から海外で好きな仕事を続け、気づけばもう28歳!

最近は当たり前のように、SNSでは友達の結婚式や子どもの写真が….

海外暮らしのおかげ?か、焦る気持ちはないものの、そっかそんな年齢なのか…、とふと気付かされます。

nemu
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ちなみに私は日本に戻るたびに、周囲や社会のプレッシャーで押しつぶされ、帰りの飛行機の中で我に返る….というほど、海外だとこのプレッシャーは少ないと個人的には感じています。笑


今回は、下の記事でもちょっと紹介させてもらった、ちょっとした出来事について。

【祝!半年】やっと仕事と生活に慣れてきた、新米JPOの記録。

私個人の結果云々、というプライベートな話ではなく、同世代&女性&海外でキャリアを重ねるならやっぱり考えておきたいな、と思った点について、大切だと感じたのでシェアします。

予定もない、希望もわからない、のになぜ不妊検査?

①国際協力分野の先輩方からのアドバイス

私がこのこと(卵子凍結や不妊検査)を考え始めたのは、国連勤務を始めた今年の頭以降、「卵子凍結」「妊活」といった言葉を先輩女性から聞く機会があまりにも増えたことがきっかけ。

そもそもこの国際協力業界、20代後半でJOCVなどでアフリカに来てそこからキャリアに没頭、30代半ばで結婚したけど妊活が….といった話を

本当に本当に!私の周りではよく聞きます。


私はやっと目標のキャリアに届いたところで、子どもや結婚などわからないのが正直なところ。

ただ、30代を前にしたここ1年ほど、自分の様々な感覚が変わってきているな…と感じる事が増え、

もしかしたら将来「あの時考えておけば良かった」と思う日が来るかもしれない。それなら、若いうちにまず卵子凍結だけでも考えてみようかな、いや、まずとりあえず向き合ってみようかな、と思ったのが最初の一歩でした。

nemu
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例えば数年前までは旅して自由に移動して生きることが好きだったのに、最近は安定や落ち着きを欲している自分がいたり。家族とはもっと近くで頻繁に会いたいなと思うようになったり。こんな感じで、結婚や子どもについての考えも将来変わるかも、と思ったことが理由です。

②卵子凍結の費用に驚愕

保険の効かない(東京は最近効くようになったとか?羨)卵子凍結。

この年齢で、正直まだ結婚や子どもを希望しているのかもわからない段階で、大きな初期投資とその後の保管費用を出すことは、今の私にはできませんでした。


そんな時、社会人生活を一番長く過ごしているイギリスにて、35歳以下であれば検査結果の条件を満たせば、卵子の半分を寄付することで手術費用が無料になるプランがあることを知りました。

nemu
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結果、現段階でこのプログラムを活用するかは決めていないので、これ以上の詳細は控えます。

なので、不妊検査を行った最初の理由は、卵子凍結の費用を抑えられるかもしれないための、結果をもらうため、といった程度でした。

※わかりやすく「不妊検査」としていますが、いわゆるFertility check、妊娠可能性検査のようなものです。

そもそも不妊検査って?

不妊検査、と聞くと少し構えてしまいますが、日本でもブライダルチェックなどといった名前で受けることができるもの。

名前の通り、自分の身体に問題はないか、妊娠しやすい身体なのか、といったことを調べてくれる検査です。

nemu
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ちなみに、日本のブライダルチェック、結婚する人だけではなく希望があれば誰でも受けられるところもあるようです。

値段も様々ですが、私が行ったロンドンのクリニックは£400、7万円強。

血液、尿検査、超音波検査などが含まれていて、中心部の小さなクリニックにて、だいたい1時間半程度で検査は終わり、結果は最大で3週間程度かかりました。

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人によっては超音波検査など初めてで不安という方もいるかも。。私もそうでした!が、一人で行って、スタッフも優しくて何も問題ありませんでした。ちなみに、関連用語はわからない自身があったので、事前に妊娠関連の仕組みや単語は勉強してから行きました。笑

不妊検査、今やってよかった!と感じた理由

①自分の身体のこと、妊娠のことがよく理解できた

そもそも、卵子凍結や不妊検査に、今の段階で関心を持つきっかけができてよかった、と

この件に関する情報収集をする中で強く感じました。


結婚して、やっと子どもを考え始めて、その時にいろいろ調べて、検査も受けて。

その結果「もっと早くに」という話をたくさん聞く理由がやっとわかった気がします。


自分の身体に卵子がどれだけあるのか、年齢が上がるほどなぜ妊娠が難しくなるのか、卵子凍結ではどういった卵子が保管できるのか、それは年齢によってどう変わるのか、、等々

自分の身体のことなのに、毎月の生理とかもあるのに、知らないことばかりでした。

28歳で卵子凍結なんて早いかな、、と思っていたのですが、決してそんなことはなさそう。

費用面からすぐには行えないとしても、今の自分の状態を知る意味はとてもあったと感じます。

②家族や子どもに対する考え方を、見直すきっかけになった

いつの間にか結婚したいという想いが芽生えて、良い人に出会って、子どもがほしいと思って授かることができて。。と、そう順調にいくことばかりではないはず。

女性の社会進出が進んでも、じゃあ私達の身体もそれと同じように妊娠適齢期が延びていく、なんてことはなく(ここめちゃ重要だと個人的には考えてる)


何も考えずにひょひょいとうまくいけばいいのだけど、わからないからこそ能動的に考えて動いていくことも大切だな、と考えています。

今回の経験を通じて、年齢を重ねることで変わっていく自分の身体とどう向き合うか、自分はどうしたいのか、を考えるきっかけになりました。

この経験を得て、変わったこと

卵子凍結をどうするか、という私個人の判断はまだここではシェアしないのですが…。

ただ、今回の学びと結果、そして国際協力という、ちょっと変わったこの仕事のことを踏まえると、いつも医療が不安定な現場ばかりを選択していく未来だけではない可能性が出てきた気がします。

今の仕事は、どうしても医療状態が不安定な国への赴任が前提。いや、それを希望してこの仕事を選んでいるのですが、、、

適宜、必要なタイミングで、医療が整った地域への短期滞在なども組み込みながら

仕事とプライベートの両立も検討する必要が出てくるかも、という、当初は想定していなかった選択肢が見えてきました。

まとめ

You Only Live Onceな人生の中で、いくつになってもできることもあれば、年齢を重ねる度にどうしても難しくなっていくことも。

今はまだ考えられなくても、将来の自分のために選択肢を増やしておくのも、一つの自己投資なのかなと思っています。


私も、このことについてはまだまだ悩み中です。

こうやって公開しているのは、何か自信があるとか、教えたいとか上からの気持ちではなく、難しいからこそ一緒に考えられたら、誰かの役に立てたらと思っている故でもあります。

もし何かご意見や質問などあれば、いつでも連絡いただけると、とっても嬉しいです!🌼