28歳で自分を認められたら、「30代は生きやすい」の意味が見えてきた

今年は西アフリカの端っこのビーチで年末を迎えています、nemu(@nemusblog)です。

毎年住む国、働く国を変えながら社会人4年目、もうヒヨコとか新人とか言い訳できない年数に(プレッシャー)(ちょっと嬉しい)

目まぐるしく変わる20代の日々を、いつかの自分のために記録しておきたく

このブログでは、毎年この時期に今の働き方や生き方について考えてみる、という記事を書いています。



🇰🇭一番最初は、「自由に生きたい」で検索上位だった(!)こちらの記事 in カンボジア。バックパッカーで自由に生きていた学生時代を過ぎ、25歳で社会人になった頃でした。

25歳の自由に生きたい旅人が、社会に出て変わったこと

🇬🇧その次は、鬱になりそうなロンドンの冬で。ワーホリビザを取得して、イギリスで背伸びして、初めて英語で働いた26歳。

どんな人生を送りたいか?について真面目に考えてみた26歳のメモ。

🇫🇷去年はフランスの大好きな街で、社会人留学をしながら20代後半のプレッシャーについて振り返っていました。

【社会人3年目】自由に生きるvs人生に責任を持つ、の狭間な27歳。

今年は、生きづらいなあと感じ続けた20代中盤~をやっと抜け、

これ以上は想像できないくらい、幸せな人生を送れている、と初めて感じることができた日々でした。

長くは続かないかもしれないけれど、それでも「30代は生きやすいよ!」とどこかで聞いた話は本当なのかも、と

少しずつ感じるようになってきました。

今回は、20代中盤では信じられなかった「年齢を重ねることでの生きやすさ」について、

ちょっとまとめてみたいと思います✎

①自分のことが、よくわかってきた

私の好きなYoutuberが、「年齢を重ねて良いことの一つは、自分のことをより良く知れること」だと言っていました。

確かに数年前から、体調面の不良、例えば風邪ひきそうな時はこの対策すれば大丈夫!みたいな「私なりの対応」がわかってきたな~というのはあったのですが

自分の心、感情に対しても同じように、心地良いことと嫌なことがはっきりしてきました。

一般的には「幸せ」と見られる状況だったとしても、私には合わなかった、なども経験して。

【イギリスを離れます】1年半の、ロンドンYMS生活のまとめ。

その時は辛かったけれど、たくさんの失敗と反省を重ねてきた今、少しずつ好きなことを集めて、嫌なことは避ける生活を作れるようになってきました。

nemu
nemu

例えば、パワハラが通常な職場は嫌だ、女性だからと下に見られる環境には耐えられない、物価は抑えめの国がいい、空はいつも明るくあってほしい、安定よりも挑戦がいい。。などです。

他の人だったら「そんなものだよ」と受け入れられるかもしれない事項でも、私には耐えられないことや、

逆に他の人ではどうでもいいことでも、私にはとっても大切だったりする。

20代は、そういう試行錯誤を重ねて、自分の好きなライフスタイルを作っていく過程だったのかな、と振り返って思います。



ちなみに、今の生活スタイルは、イギリスでプチ鬱になりかけていた頃に書いた、この記事での学びを反映して作りました。

どんな人生を送りたいか?について真面目に考えてみた26歳のメモ。

パートナーとの時差や家、気候、環境など、今自分が心地よいと感じている多くの要素は

26歳でロンドンに暮らしていたこの時点で得れていなくて、だから辛かった時期でもありました。

全てが上手く揃ったはずだったのに、なぜか幸せだと感じられず、結果的にイギリスを少し早く離れたのが昨年のこと。あと一歩だけ、と挑戦してみて良かったです。

そして、社会人になりたての頃、パワハラや納得できない事柄がたくさんあり「社会はそんなものだから慣れないと」と言われたことがあったのですが、

(前もどこかに書いた気がするけど)社会人4年目の今、そんなことはなさそう、というのが私の答えです。🌼

【新卒】パワハラの意味とは。経験して良かったと思うこと

合わない環境に適応できない自分を責めるのではなく、

まだ自由な今の間に、自分が思いっきり楽しめる場所を探していく毎日を、これからも歩みたいと思います。

②自分には無理だと思っていた、たくさんの壁を乗り越えた

20代は世界一周に始まり、フランス留学、フランス&イギリスでのワーホリ、大学院留学、クルーズ船世界一周、新卒はカンボジア、そして国連就職。。と、やりたいことを本当に全て詰め込んだ日々でした。

【21歳女子大生】世界一周に、留学、農家ステイ、バックパッカー、インターンを全部詰め込んだ話。

挑戦してきた全てのことは、20代になる前の私にとってはどれも信じられないもの

できるなんて思ってもいなかったし、そもそも考えてもいなかったはず。


自分に自信がなく、何も達成できていない自分に焦っていた頃に比べると、

知りたかったことをたくさん知れて、経験したかったことを経験できて、少しずつ満足感というか、心にゆとりができてきたのかな、と思います。

nemu
nemu

20代前半~は休みさえあれば旅行に出て、ホテルにいるなんてもったいない!経験!観光地!!と焦っていたけれど、今は旅先でもゆっくり過ごしてごはんを食べて。スタンプラリーを埋めるようなスタイルからちょっと離れた今の旅行スタイルも気に入っています。

③少しずつ、自分を認められるようになってきた


こうやって振り返って、一番大きな目標も達成した今わかったのは、

得たかったのは肩書ではなくて(SNSではわかりやすいので肩書?やったこと?を書いてしまっていますが)

届きそうにない夢を諦めない自分になること、そして自己肯定感の低い自分を認めてあげられることだったのかな、と思います。

【自己肯定感】”自分が嫌い”だった私が、自尊心を高めるまで。

私は心が強い人間ではないので、社会的にもわかりやすい事項を達成することで「だから自分は大丈夫」と考えてしまい、それは本望ではないのですが、

それでも、たくさんの挑戦を乗り越えてきたこれまでの過程と、そんな自分は少しずつ認めてあげられるようになってきた気がします。

何も達成していなくても、そのままで大丈夫だと思えるようになれたら良いのだけど、

それは29歳の自分への課題とします✉

④ある程度の経験を重ね、ちょっと落ち着いてもいいと思えるようになった

落ち着く、というのは定住するとか世帯を。。いう意味ではなく、今までのように焦らずに少しゆとりを持って進む、という意味で。

まだ社会人生活は4年目だけど、仕事でも経験したかったことをとにかく詰め込んだ4年間

国際キャリアで通用する、職歴と学歴の重ね方

「とりあえず3年」と言われたり、社会人奨学金も3年以上の経験が求められてたり。

なんとなく3年はまだヒヨコなのかな、一人前じゃないのかな、という感覚が自分の中でありました。

その見えない壁を超えた今、もちろん努力量は変えるつもりはないけれど、精神的には少しゆとりが出てきたのも、生きやすくなったと感じる理由なのかなと思います。


なんとなく社会的なプレッシャーからあった「3年はやるべき」を超えた今、

キャリアの縦軸だけじゃなく、横軸の広がりや、総合的に心地よいライフスタイルについて考える余裕が出てきた気がします。

⑤「何者でもない」ことに焦っていた20代中盤から、やっと「何者」か見つけた

20代中盤がしんどかった理由って、自分の中でも、社会的にも「自分はまだ何でもない」と感じてしまっていたからなのかなと思っています。

nemu
nemu

客観的に!という意味です。自分の中で価値を持てたら、それが一番いいんだけどそこはまだ試行錯誤中です。。

どこに行っても若手、新人と見られ、明らかに経験が足りていないから、やりたい仕事もできない。結局、何でもないことが辛かったんだな、と思っています。

社会人も数年経った今、なんとなく「自分はこういう人だ」という方向性が見えてきて、というか自分で認められるようになってきて、

それが得体の知れない焦りから自分を救ってくれるようになった気がします。


結局、社会的価値があると感じていることが安心に繋がっているのか、というと残念ながらそうなのかも。

でも、それだけに囚われないような、例えば仕事を離れても何かでうまくいかなくても、自分はこれで良いと思える心の強さもほしいな、と思っています。

まとめ:こんな毎日を続けられるよう、30歳まではそれでもがむしゃらに。

こんな感じで、珍しく今は日常の大部分に満足して幸せだと感じられている毎日を過ごしています。

今後、予想外のことが起こるかもしれないけど、辛い時はこの時の出来事を思い出してまた立ち上がれるように、

自分の軸は持ち続け、周りの環境が変わっても価値を磨き続けられるような人になりたいなと思っています。

イギリス大学院留学を目指したら、不安と恐怖でプチ鬱になった時のこと。

そして、やっと掴んだ満足いく生活を続けるためには、引き続き努力を続けていく必要はもちろんあるので、そこも忘れないように。

その中で精神的な強さ、家族や大切な人たちの繋がり、自分らしさとかのバランスを取れるように

少しずつ学んで、あと1年ちょっと(!)で訪れる30代を迎えたいなあと思います🌺



20代中盤でしんどかった頃の自分と、同じような気持ちで過ごしている人に届きますように🌼